子供を信じてあげられなかった日々

2歳を過ぎたあたりから言葉の成長が気になりだしました。

単語は何個か出ましたが2語は全くなく、単語も増えない日々に焦りを感じていました。1年単位で転勤が続き、市で開催している同じ年齢の子供の集まりに積極的に参加してもすぐに離れ離れとなり、2人で過ごすことが増え余計に言葉の遅ればかり心配しながら過ごしていました。

そのころ転入手続きで新しい市役所を訪れた際、待ち時間に泣き叫びられ困り果てた出来事がありました。結局手続きできずに帰ることになりましたが、あまりに泣き叫ぶ様子をみた市の職員の方から、発達障害の可能性があるから一度検査をした方がいいと声をかけられました。

あまりに突然のことで、あらゆる感情が出てきましたが、自宅に帰るのを優先して子供を自転車に乗せようとしましたが、大声で泣き叫ばれのけぞられてしまいました。自転車にのせるのをあきらめ知らない場所を子供を抱っこしながら歩きまわったり、公園を見つけて遊ばせたりと、2時間ほど時間をつぶしました。

市役所に戻り意を決して再度自転車に乗せようとしますが、また泣き叫ばれのけぞられてしまいました。ただ、あたりはもう薄暗く泣き叫ぶわが子を必死にシートベルトで固定して自宅まで戻りました。道中も泣き止むことはなく、私自身も先ほどかけられた発達障害の可能性という会話を思い出し子供と一緒に泣きながら帰りました。

この時はもしかしてと疑いと悲観の気持ちでいっぱいでした。今でも大変な時はありますが、この時ほど苦しかったことはありません。それからしばらくして子供が言葉を話すようになりました。今では子供を信じてあげる教訓として時々この出来事を思い出します。
三郷市の児童発達支援

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