私たちにとっては2番目の子供として生まれた長女が4歳の時のことでしたが、当時通っていた保育園の園長先生から「子供の成長にとっては親以外の大人と接する機会を持たせることがとても重要です」とうかがっていた通りのことが、目の当たりで起きたので今も驚いています。
普段から娘を見かけると何かしら娘に向かって声をかけてくれる近所の方が、その日も居合わせた娘に何か話しかけてくれました。たまたま急用があったため、私が家の中に入ると、上の男の子と隣の娘さんと長女がその方と話をし出しました。その様子を家の中から見るともなく聞いていると、普段どちらかと言えば人見知りする娘が大きな声で自己紹介をし出したんです。
それだけでも意外でしたがその後、家に入るなり嬉しそうな顔でみんなと遊んだことを話し出し、その日は一日中機嫌よく過ごしていました。また、遊んでくれた近所の方のことをいろいろ話してきたり、逆に聞いて来たり、明らかにその方が気に入って嬉しそうにしていました。
次の日からは長男を捕まえては一緒に遊びをせがみ、親より同世代の子供たちと遊ぶことを好むようになり出したんです。それは保育園でも変わらないようで、保育士さんから「〇〇ちゃん何かありましたか?」と聞かれたほどでした。
園長先生のおっしゃったとおりだなと、思いました。